HDL Lecture by Naoyuki Takayama

PUBLISHED ON 2017.12.15

久しぶりのHDLレクチャーは構造✕デジタルデザイン。今回は竹中工務店大阪本店の構造部門から髙山直行氏にお越しいただき、竹中工務店で進められている最先端のデジタルデザインについてお話頂きました。

「構造設計者とは誰か?」という切り口からレクチャーはスタートし、建築には様々な異なる設計者が関わる事、また多くの専門家や技術が集約されることで初めて建築が実現される事についてお話されました。建築を学ぶ学生でも、実際の建築が作られる流れを知らない学生が多く、構造設計を含め、様々な異なる分野があることを知る機会になりました。
またご自身が設計に進まれたきっかけとして、アルバイトで関わった大さん橋ターミナルについてお話頂きました。日本国内ではデジタルデザインを取り入れた建築の代表作であるこの建築に関わる事で、大学では学べない様々な事を知り、構造設計の面白さに魅了されたお話は、デジタルデザインを学ぶ学生達にとって非常に刺激的だったと思います。

竹中工務店大阪本店では今年より「コンピュテーショナルデザインチーム」を作り、様々な分野の専門家が集まり、最先端のデジタルデザインを実践しています。レクチャーではそのチームによる作品や、ライノやグラスホッパーを使い設計を進められたご自身の担当物件についてお話頂きました。